
蓄膿症と思われる症状がある人と、触れたりキスしたりしても移ることはありません。例えば、鼻の点滴剤を他人と共有したりした場合でも、健康な人どうしで、極端に健康を害して、抵抗力が弱い人でなければ、蓄膿症がお互いにうつるというのはほとんどないといってよいといえます。
しかし、副鼻腔炎は、空気中のウィルスや細菌が、副鼻腔粘膜に感染することによる炎症です。つまり空気感染で発病するケースが殆どだということです。また、アレルギー性鼻炎が原因でも起こるといわれています。しかも、最近の蓄膿症は、アレルギー性の副鼻腔炎に細菌感染したりなど、複合するケースもあり、病状が複雑化したり、治りにくくなったりする症例は、現状では少ないとはいえ、増加傾向にあります。
つまり、蓄膿症の感染を完全に防ぐには、まず第一に、普段から健康的な生活習慣を続けて、常に蓄膿症の膿や菌などに対する抵抗力をつけておくことです。理由は、抵抗力が弱ると、細菌が容易に粘膜に感染して化膿を起こしやすくなるからです。
二番目としては、鼻の周りだけでなく、身の回りの衣服、寝具、住居などの環境を常に清潔にして、大量の菌やウィルスが増殖しにくい環境にしておくことです。この2つの事柄に注意しておけば、他人やハウスダストなどから菌が鼻の中に入ったりして、膿がたまる、ということは、ほとんど防ぐことができるはずです。
同居している方の中に、蓄膿症の方がいる場合でも、上記のような常識的な生活をしていれば、感染することはありませんので、神経質になって、人間関係をこじらせてしまうのは避けましょう。