
猫の子宮蓄膿症も、症状や治療法などは、犬の場合とほぼ同じと思ってよいでしょう。まず、症状の例としては、水をたびたび飲む、排尿の回数が極端に多くなった、膿のような黄色い分泌物がでる、食欲がない、うずくまっている状態が長く続く、などを発見したら、念のため、早めに獣医に見てもらうようにしましょう。
次に、子宮蓄膿症の一般的な予防法としては、避妊去勢でしょう。年齢や、出産経験の有無に関係なく、避妊去勢をすることで、子宮蓄膿症以外にも、メスの乳腺腫瘍、オスの前立腺疾患なども予防することができます。
避妊手術には、卵巣と子宮の間につながっている卵管をカットするケース、卵巣だけを摘出するケースや、卵巣と子宮の両方を摘出するケース、3つがあります。しかし、最初のケースで、卵管をカットしても、いつの間にか元通りにつながっている場合もあるそうです。
さらに、子宮が残っていれば、まれに黄体ホルモンが残っていると、交尾の後、妊娠してしまうこともあり、さらには、子宮蓄膿症になる可能性が高いといわれています。つまり、避妊手術は、最後のケースの、卵巣と子宮の両方を取りのぞく手術が、術後のリスクから考えて、最も安全で確実であるといわれています。
ちなみに、最近では、猫の避妊でホルモンカプセルを埋め込むインプラント手術もあるようで、術後のダメージが少ないというメリットがありますが、効果は1年くらいで、しかも子宮蓄膿症などの感染症にかかるリスクが上がる、といわれています。さらに、手術後には、猫の症状の経過を十分観察し、定期的に獣医に診てもらう必要がある、といったデメリットもあります。